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2016.08.18

技術革新生み出す環境ランキングで日本は16位〜この分野でもメダルを!

皆さんこんにちは井之上 喬です。

リオ五輪、甲子園球場での夏の高校野球も佳境を迎えています。
特にリオ五輪での日本選手の活躍、連日のメダル獲得のニュースに一喜一憂する毎日です。

皆さんはどの競技のどんな選手に感動しましたか。パラリンピックも含め人間が高みに挑戦する姿には崇高ささえ感じます。

日本をはじめオリンピック、そしてパラリンピックに参加している選手、陰で支えるコーチやスタッフそしてご家族の方々に改めて拍手を送りたいと思います。

WIPO調査に見る日本の強さと弱さ

私たちのまわりには様々なランキング情報がありますが、8月15日には知的財産に関する国際機関WIPO(世界知的所有権機関)が毎年発表しているイノベーションが起きやすい国ランキング「グローバル・イノベーション・インデックス2016」の発表がありました。

さて日本は何位にランキングされているのでしょうか?
スイスが昨年に続いて1位を獲得し、日本は昨年から3ランク上げて16位に入っています。

WIPOは、特許などの知的財産の保護と利用の促進に取り組む国連の機関で、特許の数など80を超えるさまざまな指標を基にイノベーションを生み出す環境が最も整っている国や地域はどこかを毎年調べて発表しています。

2016年の1位はスイス、2位はスウェーデン(2015年3位)、3位は英国(同2位)、4位は米国(同5位)、6位はフィンランド(同6位)となっています。

アジアの国々を見ますと、トップはシンガポールの6位(同7位)、続いて韓国が11位(同14位)、香港14位(同11位)という顔ぶれで、中国が25位と、初めてベスト25にランクインしこの分野でも躍進しているのがわかります。

中国は2015年の29位からのランクアップで、教育や研究への投資に加え、特許などにつながる開発の促進が奏功したようです。

また新興国では、インドが昨年の81位から66位に大きく順位を上げているのも注目されます。

スイスが6年連続で1位となった理由として、WIPOは、イノベーションの成果による新たな商品やサービスを多く提供していて、国内の経済の成長にもつながっていることなどを挙げています。

ご存知のようにスイスの人口はわずか834万人で日本の15分の1程度ですが、
2位のスウェーデンや3位英国、そしてフィンランドなど人口の少ない国ほど大国よりより自由度が高く、スピードと小回りのきく、技術革新をもたらす環境にあるのかも知れませんね。
出典:IMF – World Economic Outlook Databases (2016年4月版)

日本については、ニュース報道によると「研究開発の質が高く、特許の数も多いが、その割りに新たな商品やサービスにつながっているものが少ない」とWIPO担当者の手厳しいコメントを挙げていました。

これまでの枠を超えた新しい組み合わせが革新を生む

また今年の調査結果全般については、「全く新しい技術を1つ開発することよりも、複数の技術の組み合わせで新しいサービスをつくり出すことのほうが、経済の成長につながる傾向がある」と分析しているとのことです。

ビッグデータという言葉に象徴されるように、さまざまな大量の情報が氾濫しています。それを分析しビジネスに結び付けるのには、従来の思考では難しい気がします。

ましてや日本にはその傾向がまだまだ強いですが、何かにつけて動きの遅い大企業主体で物事を進めるには限界があると思います。

8月17日付けの日本経済新聞にもこんな記事が載っていました「イノベーションの主導権は企業ではなく顧客が握っている—-MITエリック・フォン・ヒッペル教授」また「2012年の経済産業省の試算では、ユーザーが製品をゼロから創造したり、改良したりしたことで生まれた経済価値は2兆1676億円」とのデータも引用しています。

企業規模ではなく、例えば人工知能(AI)技術にたけたベンチャー企業とビッグデータ解析にたけた個人や企業などとのパートナーシップなど新たな知恵の連携こそがイノベーションを生み出す土壌ではないでしょうか。

パブリック・リレーションズ(PR)の立場から、これまでも水素研究会など新たな技術革新の実現に向けた取り組みを行ってきていますが、さらに活動の幅を広げ社会に役立つビジネスの創出に少しでも関わっていきたいと考えています。

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