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2016.11.24

そろそろ師走〜2017年のヒット商品は?

皆さんこんにちは、井之上 喬です。

11月22日早朝の福島沖での地震と津波の報道には緊張感が走りましたが、仙台港に大震災以降最大の高さ1.4メートルの津波が到達したものの深刻な事態には至らなかつたようでなによりでした。

来週からは師走、クリスマスのお祝いや新しい年を見据えた今年の振り返りと2017年のビジネス、そして個人の1年間のプランづくりの時期でもあります。

皆さんにとって2017年はどんな年になりそうですか。

激動の2016年、あなたの重大ニュースは

様々な雑誌の12月号に、今年をまとめる記事として紹介されています。

まず今年の振り返り記事で面白かったのが毎日新聞社が発刊しているジュニア向けニュース学習誌「Newsがわかる」12月号で「新世代につなぐ2016年 重大ニュース」特集がありましたので紹介します。

選択基準は、「後の世まで影響がありそうな10の重大ニュース」だそうです。第1位が天皇陛下生前退位のご意向、第2位が18歳選挙権が施行、第3位がリオ・オリンピック日本最多メダル、第4位イギリスEU離脱決定、第5位熊本地震震度7が2度、第6位オバマ大統領被爆地広島へ、第7位参院選で与党が大勝、第8位大隅良典さんにノーベル賞、第9位五輪費用、市場移転首都に難題つぎつぎ、第10位アメリカ大統領選出される(発行時点では結果は出ていない)、となっています。

10代の目で社会をしっかり見ているように思いますが、皆さんはどう感じられますか。

2017年のトレンドは?人工知能など最先端技術が身近な商品に

もう1誌、日経BP社が発行する日経トレンディ(12月号)から、「2016ヒット商品ベスト30」と「2017ヒット予測ベスト30」の中からそれぞれベスト10を紹介します。

2016年のヒット商品ランキングでは、第1位が納得のポケモンGO、第2位が大ヒット映画君の名は、第3位が世界初の加熱式たばこIQOS、第4位は写真SNSのインスタグラム、第5位がフリマアプリのメルカリ、第6位スイーツデイズ乳酸菌ショコラ、第7位新型セレナ、第9位クッションファンで、第10位グリーンスムージー、となっています。

評価項目は、売れ行きに加え新規性、影響力。総評では「エンタメヒットが大豊作だった1年、共通するキーワードが『スマホ』と『若者』だった。日本メーカーの意地のヒットも多出、近年まれにみる激戦だった」としています。

「2017年のヒット予測ベスト30」からベスト10を拾ってみると、第1位がノールックAI家電、第2位が“魅せる”ミールきっと、第3位手ぶらで“旬撮”カメラ、第4位燃焼系ウエアラブルジム、第5位ドローンレーサー、第6位スポクラ(スポーツ専用クラウド)、第7位都市型ソーシャルランドリー、第8位シリーズ・ハイブリッドEV、第9位東西“極上”クルーズトレイン、第10位民旅(みんたび)、となっています。

10位以外でも11位に360度シアター、14位に新之助、16位にARクライミング、18位にFF15&バイオハザード7、垂直マラソン、3Dセリフィーメーク、“まるでクリーニング”マシン、ネオ秘境駅巡礼、トランポリンパーク、無限色ペンなど、商品名だけではどんなものかわからないものも多いですね。

こちらの選考基準は、新しい市場、売れる、生活の変化、追随商品。詳しくは雑誌をご覧いただきたいと思いますが、第1位の「ノールックAI家電」は、スマホフリーで存在を意識させないIoT(モノのインターネット)機器が家の内外で家電操作から買い物まで可能になるそうで、AI(人工知能)がいよいよ身近な家電製品にも本格的に実用化される時代になってきたのでしょうね。

まだまだ先のことと考えていた人工知能、IoT、仮想現実などの最先端技術が一般消費者に身近な存在になってきたといえます。

ヒット=売れることも当然大事ですが、パブリック・リレーションズ(PR)の視点からすると少子高齢化、環境問題、貧困問題などさまざまな社会課題に最終的に結びつくような商品開発、それも日本発の商品に期待したいところです。

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