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2016.11.18

住んでみたい街(国内外)ランキング〜関東では5年連続1位の「吉祥寺」が2位へ

皆さんこんにちは井之上 喬です。

「住めば都」という言葉があります。どんなに辺鄙な場所であっても、住み慣れれば都と同じように便利で住み心地がよいといった譬えです。

外国にも日本と共通する次のような譬えがあります。
To every bird his own nest is best.(どの鳥にとっても自分の巣が一番よい)
There is no place like home.(我が家にまさる所はない)

さて、今回のブログでは、最近公表された国内外の「住んでみたい街」ランキングをテーマにしています。

初の総合1位は吉祥寺を抜いて「恵比寿」

関東(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県)の居住者を対象に実施した「2015年版みんなが選んだ住みたい街ランキング関東版」(Web調査:リクルート住まいカンパニー)によると、前回まで5年連続1位の「吉祥寺」は2位とランクを下げ、2010年の調査開始以来、初の総合第1位を獲得したのは「恵比寿」と発表しています。

恵比寿は、恵比寿ガーデンプレイスをはじめ、有名レストランや海外から上陸した飲食店など話題スポットが多いこと、また、今春、駅前にアトレの新館ができ、話題となったことが1位となった要因としています。

第3位は、昨年と同様に横浜。第4位は武蔵小杉(昨年5位)と自由が丘。「自由が丘」は、昨年12位から4位に躍進。もともとの好感度の高さに加え、2015年に注目のファッション、グルメの新店が続々とオープンし、女性人気がさらに上昇したことが要因のようです。

他に注目されるのは、昨年17位から9位に上昇した「東京」と昨年15位から10位にランクアップした「二子玉川」。「東京」は、駅前再開発や周辺の日本橋・室町・京橋の再開発でエリア全体の魅力が上昇してきたことによるようです。

日本経済新聞Web刊のスペシャルリポート(11/8)によるとシティブランド調査「住んでみたい自治体」の第1位は札幌市で、以下京都市(2位)、横浜市(3位)と知名度が高く人口も多い地方都市が上位に名を連ねたようです。

第4位以降は、鎌倉市、那覇市(5位)、福岡市(6位)、神戸市(7位)、石垣市(8位)、函館市(9位)、そして10位が軽井沢でした。

この「住んでみたい自治体」調査では、その選択理由も聞いています(3つまで複数回答)。それによると多かった項目は「自然環境が豊かなこと」(31.3%)、「街並みや景観が美しいこと」(24.2%)、「観光、仕事などで訪れたことがあり良い印象を持っている」(22.5%)となっています。

世界で最も住みやすい都市は?

いつかは海外に住んでみたいと思っている方もいらっしゃるかと思います。世界では何処の都市が住みやすいと評価されているのでしょうか。

この点について英経済誌「エコノミスト」の調査部門「エコノミスト・インテリジェンス・ユニット」は、「世界の都市の住みやすい都市ランキング」を発表しています。

このランキングは、世界中の140の都市を安定度、保健医療、文化・環境、教育、インフラの5つのカテゴリーの評価をもとにランク付け。

そして世界で最も住みやすい街ランキング1位に輝いたのが、「メルボルン」(オーストラリア)。オーストラリアのスポーツ、流行、文化の中心であり、多様な文化が溶け合うセント・キルダ・ビーチや、グレート・オーシャンロードなど観光スポットも多いことなどが挙げられているようです。

第2位は、モーツァルト生誕の地としても知られているオーストリアの「ウィーン」。第3位は、カナダのブリティッシュコロンビア州南西部にある都市「バンクーバー」でした。

第4位のトロント(カナダ)以下は、アデレード(オーストラリア)、カルガリー(カナダ)、シドニー(オーストラリア)、ヘルシンキ(フィンランド)、パース(オーストラリア)、そして10位がオークランド(ニュージーランド)の順となっています。

私はこれまで国内も、海外の都市もプライベートで、また講演や仕事の関係で随分訪問していますが、これまで紹介された都市にはそれぞれ素晴らしい特徴があります。

住んでみたい街は年齢によっても差異が生じると思いますし、現役で仕事をしている人にとっての住んでみたい街と、リタイア・セミリタイアしている人にとっての街でも異なってくると思います。

皆さんは、どの街に住んでみたいですか? 

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