トレンド

2014.10.30

灯火親しむの侯、本を読みましょう!〜小さなころから本に親しむ習慣を

皆さんこんにちは井之上 喬です。

灯火親しむの侯、静かな秋の夜長をじっくり読書で過ごす季節が到来しました。

しかし、北の国からは今週、初雪の便りも届き、季節は一気に冬に向かっているようです。急激な気温の変化で風邪などひかないようお気をつけ下さい。

57回目の読書週間始まる

10月27日から2週間、今年も「読書週間」が始まりました。今年の標語は「めくる めぐる 本の世界」だそうです。

読書週間は、終戦間もない1947年(昭和22年)11月に出版社、書店、新聞、放送などにより「読書の力によって、平和な文化国家をつくろう」の掛け声のもと第1回が開催されました。翌年からは文化の日を中心とした2週間(10月27日から11月9日)を読書週間とし現在に至っています。

第1回目の標語は「楽しく読んで 明るく生きよう」、その後も「おくりものには よい本を」、「読書は人をつくる」、「そろって読書 明るい家族」、「きょうの読書は あすへの希望」、「夢中!熱中!読書中!」、「ホントノキズナ」などの標語のもと、今では国民的行事の一つとして定着しています。

あなたは今、どんな1冊を読んでいますか?

2014年上半期のベストセラーを調べてみると、日販(日本出版販売)の発表では「上半期は書籍全体の売上の前年割れが続くなか、近年の傾向である、中高年や女性に支持された書籍が上位を占めています。写真やまんが、アニメなどの画像を効果的に使った、楽しく読みやすい本に人気が集まっているのも特徴」としています。

日販のベストセラーの顔ぶれを見ると、総合ランキング(全集、文庫、コミックを除く)では、第1位が「長生きしたけりゃふくらはぎをもみなさい」(出版社:アスコム)、2位が「人生はニャンとかなる!」(交響社)、3位が「村上海賊の娘」(上・下)(新潮社)。

以下、「まんがでわかる7つの習慣」(宝島社)、「ポケットモンスターX ポケットモンスターY 公式ガイドブック」(オーバーラップ)、「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」(KADOKAWA)、「女のいない男たち」(文藝春秋)、「アナと雪の女王」(偕成社)、「面倒だから、しよう」(幻冬社)など。

ちなみに文庫は、「永遠の0」(講談社)、「白ゆき姫殺人事件」(集英社)、「幸福な生活」(祥伝社)、「下町ロケット」(小学館)、「ビブリア古書堂の事件手帖(5)」(KADOKAWA)などとなっています。
あなたはこの中で何冊の本を手に取って読みましたか?

子供のころ味わったページをめくる感動を忘れずに

今やタブレット、電子書籍端末など電子メディアの発達により、本も紙ではなく電子書籍の時代を迎えています。人と本のかかわりも大きく変化しているのかもしれませんが、子供のころに感じたあのページをめくる感覚、そして人間形成に本が果たす役割の重要性は今後も変わらないのではないでしょうか。

読書週間とは別に、「こどもの日」を含む5月の時期は「こどもの読書週間」になっています。

1959年(昭和34年)に始まり、以前はこどもの日を含む2週間でしたが、2000年の「子ども読書年」を契機に4月23日から5月12日までと約3週間に延長されました。

この期間には全国でさまざまな取り組みが行われており、今年は上橋菜穂子さんの国際アンデルセン賞受賞関連の展示、NHK朝の連続ドラマ「花子とアン」にちなんだ企画、「ムーミン」を生んだフィンランドの作家トーベ・ヤンソン生誕100年を記念する行事も全国各地の図書館などで行われたようです。

また、国際化に対応し多言語の子ども向け本を扱っている図書館や英語、中国語による読み聞かせのイベントも各地で行われたとのことです。

面白い統計もあります。文部科学省の3年ごとの統計では、全国の図書館の数は2011年10月現在で3274カ所と前回より109カ所増え過去最高を記録。そして児童(小学生)1人当たりの年間貸出し冊数も26冊で前回の18.8冊を上回り同じく過去最高だったそうです。

活字離れ、電子書籍が急増する中、これから日本はますます少子高齢化を迎え、今以上に労働人口不足、国家財政危機、食糧問題、エネルギー問題などさまざまな課題を抱えることになります。

読書は英知の源泉。このような厳しい時代を乗り切るためには人間の英知が必要になってきます。

読書で思い起こすのは、3年間で1000冊を超える本を読む、鹿児島志布志のヨコミネ式保育園の子供たち。毎朝の読書時間は子供たちに読書の楽しさを教えています。

これからの時代を担う若い世代には、これまでにはない新たな人間力、コミュニケーション能力が求められるはずです。

そのためにも本は重要ではないでしょうか。1年中、いつでも読書週間、そんな意識で本に親しむような教育がいままさに求められています。

リレーションシップ・マネジメントであるパブリック・リレーションズ(PR)は相手の心を如何につかむかが大切です。多彩で味わいのあるステークホルダーとの関係構築には読書から得る知識や知恵をどのように活かすかが重要になるはずです。

書籍

注目のキーワード
                 
カテゴリ
最新記事
アーカイブ
Links

ページ上部へ