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2016.03.11

あの日から5年〜日本の針路を大きく変えた東日本大震災、福島第1原発事故の教訓を生かす。

皆さんこんにちは井之上喬です。

今週金曜日の3月11日は、東日本大震災東京電力福島第1原発事故発生から5年目を迎えます。

5年が経ちましたが福島、宮城、岩手などの被災地復興は思うように進んでいないように感じます。津波からの復興とともに、原発事故からの復興は想像を絶する時が必要になると思います。

この時期になると、被災地に関するニュース報道が増えてきますが、全体的な傾向としては年々情報量が少なくなっていると感じ気がかりです。決してあの日を風化させてはいけないと思います。

あの日以降、日本は様々な面で大きく変わったという現実を国民一人一人が意識しながら、被災地の状況や復興の現状を常にwatchしていく必要があると思います。

首相視察で福島を水素エネルギーの供給基地に、常磐線の全線開通も

東日本大震災から5年目を前に安倍首相が3月5日、福島県で復興の現状を視察した、との報道が多くのメディアで流れていました。新聞報道によると、政権復帰以降の被災地視察は今回で28回目だそうです。今回の福島視察で安倍首相は、福島県を水素エネルギーの供給地にする構想と実現に向けた官民会議の設置を表明しました。

「福島県を日本中に水素エネルギーを供給する一大生産地にしたい」と述べ、2020年に福島県で燃料電池車1万台分の水素を再生可能エネルギーからつくる「福島新エネ社会構想」を明らかにしています。

また報道によると、安倍首相は「全線開通の時期を早急に示すよう国土交通相に指示した」と語り、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の影響で一部区間(計68.6キロ)が不通になっているJR常磐線が、2020年春までに全線開通をめざす方針を決めた、としています。

JR常磐線は、特に富岡―浪江間の約21キロは福島第1原発に近く、大部分が放射線量が高い「帰還困難区域」になっています。今後、汚染された枕木や砂利石などを撤去し、新たに敷設しなおす大規模な除染作業が必要になるでしょう。

除染に詳しい知人に常磐線全線開通に関連してその影響を尋ねたところ「窓は空けずに基本的に速い速度で通過、長時間停車しなければ大丈夫でしょう」と答えが返ってきました。

また累積被曝が問題なことから、復旧作業に関わる方々の防護は重要とし、線路の回りや砂利の放射線汚染はかなり高く、除染には十分な配慮が必要、と大きな課題があることも指摘しています。

昨年の常磐自動車道に続く常磐線の全線開通は、被災地復興に向けた大きな前進だとは思いますが、単なる政権延命の人気取りで終わることが無いように願いたいものです。

待ったなしのグローバル化でトップに求められるPRマインド

東日本大震災が日本経済の構造変化のきっかけになったのは明らかですが、財務省が2月8日に発表した2015年の国際収支速報によると、海外との総合的な取引状況を表す経常収支は16兆6413億円の黒字だったとのこと。黒字額は前年の6.3倍で、大震災前年の2010年以来5年ぶりの高水準になっています。

原油安による貿易赤字の縮小、旅行収支の53年ぶりの黒字転換などが影響し、日本の稼ぐ力が従来の輸出による貿易黒字から、証券投資や海外子会社からの配当金など投資やサービスに移っていることが鮮明になっています。

グローバル化は日本企業にとって待ったなしの状況になっています。

昨年末のこのブログでも書きましたが、2015年の世界のM&Aは過去最高を記録、世界のビジネス環境は激変の時代を迎えています。世界市場で通用する企業に成長するためには、新たな企業価値の創造と企業トップ自らの戦略的な情報発信がより重要になっています。

このようなグローバル競争下でリーダーに求められる資質とは何でしょうか? まずリーダーはパブリック・リレーションズ(PR)に精通している必要があります。企業トップのストーリーテリングが重要であり、新しい企業像・ビジョンをトップ自らが世界にアピールすることが不可欠になっています。

激変の時に大きな潮目を的確に読み切り行動する。パブリック・リレーションズ(PR)が大きな経営資源の柱の1つになっていることに疑問の余地はありません。

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