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2014.07.24

夏本番!きれいな海を支える日本の下水道技術〜太閤下水のおひざ元の大阪で「下水道展‘14 大阪」開催

皆さんこんにちは井之上 喬です。

関東甲信地方は今月22日に梅雨があけ本格的な海のシーズンに入りましたが、小・中学校では夏休みに入ったところも多いのではないでしょうか。

7月21日は「海の恩恵に感謝し、海洋国日本の繁栄を願う日」として制定された国民の休日「海の日」。

「海の日」といえば、毎年私の大学時代の音楽サークルのパーティ(Naleio Party)はこの日に開催されています。今年の海の日には700名のお客様を品川のホテルでお迎えし、無事終了しました。

改めて思う海からのさまざまな恩恵

四方を海に囲まれた日本は、水産資源やエネルギー資源、鉱物資源などさまざまな恩恵を海から受けています。全国各地の海沿いには風光明媚な観光地が点在し特に夏場は海に接する機会も多いですね。

日常的な喧騒を離れ、潮の香りと潮騒の音に囲まれたひと時を過ごし気分転換をするのも良いのではないでしょうか。

そんななか7月22日から25日までの4日間、大阪市のインテックス大阪で「下水道展‘14 大阪」が開催されています。(写真)

主催は公益社団法人日本下水道協会で今回のテーマは「日本発!暮らしを支える底力」。306社・団体が1053小間の展示を行い会期中の来場者は10万人を見込んでいます。

このイベントには私が経営する井之上パブリックリレーションズもメディアへのサポートを担当し、プレスセンターの運営などを行っています。

日本の下水道普及率は平成24年度で76.3%(東日本大震災の影響で調査のできなかった地域を除く)に達しているものの、人口5万人未満の地域ではいまだに48%と低く、また比較的普及率が高い地域でも下水道施設の高度処理、耐震性の強化、施設の改築など循環型社会のインフラ整備に向けた課題も多いようです。

海からの恩恵をこれからの世代も継続して受けられるようにするためにも、海に流れ込む河川の浄化は不可欠で、日本の下水道技術の役割はますます重要になっています。

大阪府もカバーする瀬戸内海でも高度成長期に工場・生活排水などで水質汚濁状態が長く続きましたが、このところ基準強化や下水道普及率の高まりとともに改善されてきているようです。

あまり知られていないことですが、下水道展会場の大阪市では、豊臣秀吉の時代の天正11年(1583年)から碁盤の目状に区画した大阪城築城時のまちづくりの中で、建物から出る汚水を取り除くための石積の下水溝「太閤下水(背割下水)」が造営されています。

大阪市内には現在約20kmの太閤下水が残っており、なんとこのうちの7kmは日本最古の現役下水道といわれ、今でも市民生活を支えているのには驚きます。

ビジネスとしての下水道インフラ技術に注目

世界の下水道普及率を見ますとオランダがほぼ100%に近いのを筆頭にイギリス97%、ドイツ95%、スウェーデン86%、カナダ74%、アメリカ71%などと続いており先進各国は高い普及率を示しています。

一方で経済発展が著しい中国、東南アジアなどの下水道普及率は30%程度のところがいまだに多く、生活雑排水に加え工業排水も河川や運河に放流されているのが現状のようです。

このような状況が地球規模での深刻な水質汚染、環境破壊を招く大きな要因になっているのは、高度成長期の日本を振り返ってみても想像に難くありません。

日本政府は鉄道、電力などのインフラ関連の輸出に力を入れていますが、世界トップクラスにある日本の下水道技術の海外への輸出にももっと力を入れるべきではないでしょうか。

経済産業省が行った調査でも下水道ビジネスを展開している商社・エンジニアリング会社、機器メーカーが、中国・東南アジアそして中東・北アフリカ諸国への関心が高いことが示されています。

この分野でも高度成長時代の環境汚染を乗り越え、綺麗な自然環境を取り戻した日本の英知「ジャパンモデル」を世界に示せるのではないでしょうか。そのためにもパブリック・リレーションズ(PR)の役割は重要だと感じています。

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