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2011.12.19

♪もういくつねるとお正月・・・・・♪ 年末年始の過ごし方百景

こんにちは、井之上 喬です。
あっという間に師走も半ばを過ぎて、そろそろ新年の足音も聞こえてきます。私の幼い頃、この時期になるとこんな唱歌を良く耳にしました。

「もういくつねるとお正月
お正月には 凧あげて
こまをまわして 遊びましょう
はやくこいこいお正月」
「もういくつねるとお正月
お正月には まりついて
おいばねついて 遊びましょう
はやくこいこいお正月」

この『お正月』は、『荒城の月』『箱根八里』『花』などの代表作を残し23歳の若さで夭逝した天才作曲家、瀧廉太郎(1879-1903)の作品です。正月を待ちわびる子供たちの心境が歌いあげられた名曲です。

兄弟や友だちと家の近くの広場で凧をあげたり、こまをまわして遊んだことを懐かしく想いだします。唱歌『お正月』の登場から一世紀以上たった現在、現代の日本人は年末年始をどのように過ごしているのでしょうか。今回のブログで取りあげてみました。

年末年始休暇の平均は6.8日

「2011-20112年末年始の過ごし方」(フォートラベル調べ)によると、年末年始の休暇日数の平均は6.8日で、昨年と比較して0.1日増。最も多い休暇日数は「6日間」(29.8%)で次いで「7日間」(18.4%)、「5日間」(12.5%)の順でした。

私の経営する会社(井之上PR)も、12月30日(金)から1月4日(水)までの6日間がお休みで、多数派ということになりますね。
また、年末年始の過ごし方について「予定が決まっている」と回答した人は82.1%で、「予定が決まっていない」と回答した人は17.9%でした。
予定が決まっている人のうち最も多い過ごし方は「自宅中心で過ごす」の38.7%。次いで「海外旅行」(23.1%)、「帰省」(18.8%)、「国内旅行」(10.9%)、「仕事・その他」(5.6%)、「日帰り旅行」(2.8%)の順。全体的に昨年とほぼ同じ結果が得られ、震災の影響は本調査においては見られなかったようです。

海外旅行の行き先は、「アジア」(58.3%)、「ヨーロッパ」(20.9%)、「北米」(10.0%)の順で、「アジア」中では特に「韓国」「台湾」「タイ」が人気となっています。出国のピークは12月29日で、帰国は1月4日になりそうです。

年末年始アラカルト

下記は30代-40代の既婚女性を中心としたアンケート調査(対象は千趣会がサービスするベルメゾンデッセの会員785名)で、今どきの家庭が年末年始をどう過ごしているか窺い知ることができます。

●紅白歌合戦を見るのは3人に2人(2010年大晦日)
大晦日に紅白を「見る」(たぶん見るを含む)と回答したのは64.8%で、「見ない」と「たぶん見ない」を大きく上回る結果となりました。「見ない」は9.0%でした。

●約8割が年越し蕎麦を食べる
大晦日に「年越し蕎麦を食べる」が81.0%で「食べない」は6.1%。他の人は、アレルギーや好き嫌いなどの理由から蕎麦以外のもの(うどんやラーメンなど)を食べると回答。

●年賀状を出す枚数は30枚以下が最多
年賀状を出す枚数は30枚以下が34.0%で最も多く、31枚?50枚が23.2%、51枚?100枚が22.4%で100枚以上が8.0%でした。逆に1枚も出さない人は4.3%でした。

●過半数の家で『鏡餅』、『しめ飾り』をする
4人に1人がお正月の飾りはしないと答える一方で、「鏡餅」(58.1%)、「しめ飾り」(52.7%)は半数以上の家で飾られています。

●8割以上がお正月におせち料理を食べる
お正月におせち料理を食べるのは82.3%を占めました。おせちやお重を自分で作ると答えた人が半数を超え、市販品を100%購入するのは13.9%にとどまりました。

好きなおせちのトップ5は、栗きんとん、数の子、黒豆・豆、伊達巻き、そしてかまぼこの順になりました(この部分はフォートラベル調べから)。
私はなかでも、数の子が好きですが、おせち料理を食べて正月を実感するなど日本の風物詩はなかなかのものですね。

もう一つだけ年末の話題を紹介します。
皆さんもご存知のように財団法人日本漢字能力検定協会では毎年、世相を表す漢字一字を全国から公募して12月中旬に京都・清水寺で発表しています。そして、今年は「絆」が選ばれました。

今年5月の私のブログで、大震災を通して、日本人が古来有していた人と人との絆(Kizuna)の大切さや人間のつながりが生きていく上で如何に必要かを私たちに気づかせてくれたことを書きました。

また、09年1月のブログで絆づくりは「関係構築活動」であり、パブリック・リレーションズ(PR)そのものだとも紹介しました。
世相を表す漢字一字として「絆」を応募した人たちのなかで、どれだけの人が「絆づくりはパブリック・リレーションズ(PR)」と気がついてくれたでしょうか。気になるところです。

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