時事問題

2020.05.02

いまパブリック・リレーションズ(PR)会社にできることは
~「新型コロナウイルスに関する危機管理広報初動マニュアル」の無償提供を開始

皆さんこんにちは井之上喬です。

新緑が目にまぶしい季節になりました。例年ですと待望のGWとなるところですが、今年は緊急事態宣言のもと全国で外出自粛が続いています。これ以上新型コロナウイルスの感染を拡大させないためにも、一人一人が現状を厳しく認識し責任を持った対応をいたしましょう。

危機管理には初動が大切

井之上パブリックリレーションズは、本年7月4日に設立50周年を迎えますが、この厳しい状況のなかで、パブリック・リレーションズ(PR)会社として社会に何ができるかを、社内で検討しました。

その結果、危機的状況の今だからこそ、会社の創業理念である「パブリック・リレーションズ(PR)を通じた、よりよい社会の実現」のために全力を尽くすことを再確認しました。その社会貢献活動(CSR)の一環として、新型コロナウイルスに関する危機管理広報初動マニュアル作成に至ったのです。9年前の東日本大震災の時には、公的機関向けにツイッター発信のマニュアルを作った経験(下記)があり、それも今回の下地となりました。

社内にプロジェクトチームを作り、各メンバーはこれまでPRの専門家として得た知見、経験を生かし、テレワーク環境の中で作り上げてくれました。

そして、4月28日に全国の企業・自治体などの広報担当者向けのマニュアルとして、無償提供を始めました。

危機管理の要諦は、初動にどのように行動し、被害を最小限にとどめるかです。このマニュアルには、ウイルスに感染した場合を想定した必要な処方箋が示されています。

新型コロナは1月の国内発生から、未知のウイルスに対する恐怖や不安から日々多くの情報が錯綜しています。事実確認が難しいだけでなく、何が適切な情報発信なのか、日本全国の多くの企業や組織体では頭を悩ませていると思います。

一人でも多くのPR・広報担当の方々にこのマニュアルをご覧いただき、活用していただければと思います。さらに完成度を高めるため、当社担当までフィードバックをいただければ嬉しく思います。

新型コロナウイルス対応で奮闘されている皆さまのお役に立ち、正確な情報を元にした適切なコミュニケーションが全国に広がる一助となれば幸いです。

ご関心をお持ちの皆さんは、以下のwebサイトにアクセスし必要事項をご記入のうえダウンロードください。

http://www.inoue-pr.com/news/877/

 

PR会社ならではの社会貢献活動を継続

井之上パブリックリレーションズはこれまでにも、パブリック・リレーションズ(PR)会社の視点ならではの社会貢献活動として、東日本大震災後の2011年5月に地方自治体などに向けた『公的機関向けツイッター活用マニュアル』の無償提供、『風評被害対策の正しい情報発信方法』への無料相談など、危機管理広報における最適なコミュニケーションに向けた支援を行いました。

2013年には、7月の参議院選挙からインターネットを使った選挙活動が解禁されたのを機に、有権者がネット選挙をより良く活用するためのポイントをまとめた「有権者のためのネット選挙活用ガイドライン」を無償提供しました。

地球温暖化、エネルギー対策の視点からは、さまざまな代替エネルギーが論議される中、究極のエネルギー源として注目される水素エネルギーにフォーカスした「水素エネルギー研究会」を2009年4月に立ち上げ、現在も定期的に活動を続けています。

これらの活動はすべて、パブリック・リレーションズ(PR)の視点からの当社の企業理念を体現する社会貢献活動です。

本業である、マルチステークホルダーとの良好な関係構築を実現するためのパブリック・リレーションズ(PR)に加え、今回の危機管理広報初動マニュアルのようなPR会社ならではの社会貢献活動を通じ、よりよい社会の実現のために、これからも皆さんと一緒に頑張ってまいりたいと思っています。

コロナ禍も新たなフェーズに入りつつあります。皆さん、くれぐれもご自愛ください。

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