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2015.10.08

連日の日本人ノーベル賞受賞でニッポンブランド大幅向上〜世界市場での日本企業のブランド力はまだまだ

皆さん、こんにちは井之上 喬です。
今週は日本中を元気付けるニュースが続きましたね。

大きなニュースが連続した1週間

そうです、日本人による連日のノーベル賞受賞のニュースには正直驚きました。5日には大村智北里大学特別栄誉教授が医学生理学賞、続く6日には東京大学宇宙線研究所長の梶田隆章教授が物理学賞をそれぞれ受賞。
本当におめでとうございます。

ノーベル賞のほかにも環太平洋経済連携協定(TPP)の大筋合意、「1億総活躍社会」の実現を謳った内閣改造などテレビや新聞などマスコミが大きく取り上げるようなニュースが集中しましたね。

このように大きなニュースが続くときは、時として我々パブリック・リレーションズ(PR)会社にとっては悩ましい事態になることもあります。

記者会見やプレスリリースでクライアント企業が新製品や新技術を発表しても、大きなニュースに呑み込まれてしまい、通常でしたら記事になりやすい情報も流されてしまうケースがあります。

ニュースを予測することは出来ませんから致し方ないといえばそれまでですが、発表に向けて準備してきた努力が水の泡になってしまうときもありますから、PRでの情報発信のタイミングを計ることは難しいですね。パブリック・リレーションズ(PR)がリアルタイム・」ソフトウエアーであることの一例といえます。

しかし、今回のノーベル賞連続受賞は世界に向けて日本ブランドを強くアピールしました。

世界ブランドランキング上位100社、日本勢はわずかに6社

そんな中、10月5日にブランドコンサルティング大手の米国Interbrand社は “Best Global Brands 2015″として、世界のブランドランキング上位100社を発表。

このランキングは、グローバルなビジネス展開を行う企業を対象に,そのブランドが持つ価値を金額に換算してランク付けするもので,今年で16 回目の発表となります。

それによると、首位は3年連続で米国アップル、2位も3年連続でグーグル。 アップルのブランド価値 は1,702億ドルとなり,昨年に対し43%増加、2位のグーグルは同じく12%増の1,203億ドルとなっています。
3位はコカ・コーラ(前年順位3位)、4位マイクロソフト(同5位)、5位にIBM(同4位)、6位がトヨタ自動車(同8位)、7位がサムスン(同7位)、8位がGE(同6位)、9位がマクドナルド(同9位)、10位がアマゾンで前年の15位から大きくランクアップしています。

日本勢は、昨年燃料電池車(MIRAI)を発表したトヨタ自動車が順位を上げ、同社を含め6社がランクイン。6位に浮上したトヨタは2008年以来の最高位。一方で2001年から毎年ランクインしていたゲーム機大手の任天堂が初めて100位圏外になっています。

自動車大手ではホンダは19位(前年20位)、キヤノンが40位(同37位)、日産自動車は49位(同56位)、ソニーが58位(同52位)、パナソニックが65位(同64位)となっており日本の自動車メーカーの健闘が目立っています。

Interbrand社のグローバルCEOジェズ・フランプトン氏はプレスリリースで、人々のニーズやそれに対応するサービスが、加速度的かつ全方位的に細分化されてきているとし、今日の世界では、成功するブランドが有する要素にも変化がみられることを強調しています。

また同氏は、「革命的な技術の発展に伴い、人々が瞬時に、真にパーソナライズされた特別な体験を求める中、ブランドは同じ速度でその要求に応えなければならない、今回発表されたTOP100ブランドの多くは,直感的に人々のプライオリティを見定め、一人ひとりの生活の中に入り込み、そしてシームレスに関係性を持ち続けることによって、ブランド価値を高めることに成功している」とコメントしています。

ビッグデータ、IoTなどのキーワードに見られるように、現代は私たちがこれまでに経験したことのないスピードで変化しています。企業の価値、ブランド力もこの変化を先取りする必要があるのではないでしょうか。

価値観が大きく変化する、そんな時こそパブリック・リレーションズ(PR)の役割が重要になってきます。今回紹介した世界ブランドランキングでも、100位以内にランクしている日本企業はわずかに6社です。その要因には、他社との差別化を図った開発に加え戦略的なPR展開の欠如があるのではないかと痛感しています。
皆さんはどのように感じられましたか。

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