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2015.07.02

もうすぐ夏休み!〜子供たちにニュースに親しんでもらいましょう

皆さんこんにちは井之上 喬です。

早いもので今週から7月ですね。梅雨明けはもう少し先でしょうが、あと2週間ちょっとで夏休みを心待ちにしている小中学生も多いのではないでしょうか。

時間がたっぷりある夏休みに元気に外で遊ぶのと同時に、毎日、新聞に目を通すことを薦めてはいかがでしょうか。活字離れが言われて久しい日本ですが、まだ多くの家庭では新聞が宅配されています。

中身が濃い子供向けニュース解説誌

毎日の新聞は、テレビ欄とスポーツ欄だけでなく社会、経済、政治、文化、技術などの情報に触れる良い機会だと思います。一般紙をそのまま読むのは難しいと思いますが、小中学生向けにニュースをやさしく解説する、朝日新聞出版の1からわかるニュースマガジン「月刊ジュニアエラ」、毎日新聞の10歳からのニュース百科「Newsがわかる」などの雑誌を活用してみるのはどうでしょうか。

ちなみに月刊ジュニアエラ7月号の特集は「女と男はどこが違うの?」、他の目次を拾ってみると、新銀行「AIIB」で存在感を増す中国、沖縄・辺野古から日本を考える、明治の産業革命遺産が世界文化遺産に、など。

同じくNewsがわかる7月号は、自動車未来へGO!、TPPのなぜ?、軍艦島など世界遺産へ、大阪都構想に「ノー」、ドローン急浮上、など両誌とも実にタイムリーなニュースを取り上げてわかりやすく解説を加えています。

いくつか誌面から紹介すると、ジュニアエラの特集「女と男はどこが違うの?」では、どうして女性と男性がいるの?からはじまり、「性別分業」は高度成長期に定着した、性的少数者って知ってる?誰もが生きやすい社会にするためにどうすればいいの?と8ページの特集記事が組まれています。

性に関する根本から始まり、日本社会が女性の活躍する環境で遅れた歴史的な背景、そして少子高齢社会でのダイバーシティの重要性を世界男女平等ランキングなどのデータを駆使して説明しています。

Newsがわかるの「自動車未来へGO!」では、今注目の自動運転について7ページを割いて特集。センサーを駆使した自動ブレーキや白線検知システムなどの技術解説とともに、最近の交通事故による死者数で高齢者の死亡事故が目立ってきている傾向をデータで示し社会問題になっていることを指摘。

ご存知のように自動運転には人工知能が搭載されていますが、自動運転技術を活用することで、運転が楽になり高齢者の事故も激減し行動範囲も広がると、社会問題とその解決策の一端を紹介しています。

ニュースのテーマ自体は、まさに私たち大人が日常的に注目しているもので、少年期からのこうした利用は、選挙権が18才に引き下げらた今こそ政治への参画意識を高めることに貢献することになるのではないでしょうか?

わかりやすく説明することの難しさ

もし子供たちに「TPPって何?」、「AIIBって何?」、「大阪都構想って何?」などと聞かれたときに、あなたはどこまでわかりやすく説明できますか?

パブリック・リレーションズ(PR)のプログラムの1つに、スポークスパーソンのためのメディアトレーニングがあります。その中で必ず触れるポイントとして、「インタビューは1対1でも、記者の後ろには何十万人、何百万人と言う読者、視聴者がいることを忘れず、出来るだけ専門用語は避けてわかりやすく説明しましょう」と強調しています。

自分の立ち位置だけを意識し情報発信を行うとき、当たり前に使っている専門用語、社内用語が相手に通じないと感じることがあります。ましてや世界で通じるかと言われるとちょっと不安になる方も多いのではないでしょうか。

誰もがわかりやすく、かつタイムリーに情報を伝える、そのための解は夏休みの宿題にしようかと思います。

ところで私が経営する井之上パブリックリレーションズは7月4日で満45歳を迎えます。これまで事業を継続できたのは国内外の素晴らしいクライアントや関係者に恵まれたこと、そして何よりも優秀な社員に恵まれたことが大きいと感じています。

これからも切磋琢磨して、パブリック・リレーションズ(PR)を通じより良い社会の実現に向けて頑張ってまいります。皆さん、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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