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2014.12.11

2014年、増税、円安下のヒット商品は?〜“潮目を読んで”made in Japanの世界的商品を

皆さんこんにちは井之上 喬です。
師走の訪れとともに神宮外苑のいちょう並木道も落ち葉で埋まり、一面の黄色いじゅうたん模様を毎年楽しませてくれます。

この時期になるとさまざまな年末恒例モノが出てきます。流行語大賞やらスポーツ分野などでの年間最優秀選手賞、年間賞金王、レコード大賞などなど。

今回はその中から「2014年ヒット商品番付」をピックアップしてみましょう。

横綱は「インバウンド消費」と「妖怪ウォッチ」

12月3日に日本経済新聞社は2014年の日経MJヒット商品番付をまとめました。

ご覧になった方も多いと思いますが、横綱は東が円安に後押しされ過去最高の訪日外国人による「インバウンド消費」。

一方の西の横綱には日本でのヒットを受けて海外市場にも乗り出した子供たちに大人気の「妖怪ウォッチ」が入っています。

特に東の横綱のインバウンド消費は、消費増税後で消費に慎重な日本人のマインドとは対照的に、10月までですでに過去最高の1100万人強の外国人が来日。9月までの旺盛な旅行消費は1.4兆円と前年同期比40%増で国内景気を下支えしています。

大関以下を見てみましょう、東の大関にはだれもが耳にした、ありの〜、ままの〜、の「アナと雪の女王」、西は「ハリー・ポッター in USJ」と海外発のコンテンツが入っています。

続いて張出大関は東が世界ランクトップ10入りし大きく飛躍した錦織圭、西はソチ五輪金メダルのフィギュアスケート羽生結弦、関脇は東が格安スマホ、西がiPhone 6、小結は東がマツダのデミオ、西がスズキのハスラー。

以降、前頭筆頭から東、西の順でWゼロ、Wトクホ、NISA、ふるさと納税、牛すき鍋膳、サードウェーブコーヒー、ちょい飲み、遺伝子検査、観光列車、富岡製糸工場、クロワッサンドーナツ、グラノーラなどとなっています。詳しくは紙面をご覧ください。

そして殊勲賞にはノーベル物理学賞に輝いた青色LED、敢闘賞が年中行事として定着したハロウィン、技能賞がハイレゾリューションとなっています。

日経MJはこうまとめています。「増税で消費者の節約志向が強まった2014年。ヒット商品の共通項を探ると、時短や節約などの機能を持つ商品やサービスを求める堅実な女性と、健康や増税を気にしつつもできる範囲で飲食を楽しむ中高年男性の姿がそれぞれ浮かび上がった」としています。

皆さんはどのように感じましたか。

戦後70年、2015年のヒット商品は?

そして来年は戦後70年の節目の年です。2015年の「ヒット予測ランキング」をこちらは日経BP社の日経トレンディで見てみましょう。

“ゆるい健康”を追求する商品、“楽しい節約”につながるサービスが台頭し、堅実だけれど明るい消費が生まれる、としています。

予想ベスト10を見ると、1位はグルメ“健効”系フーズ=新表示の解禁で健康効果を謳う第3の食品が続々登場。2位はセルフィースマホ=スマホのカメラが自撮り仕様に進化。3位は北陸トライアングル=新幹線の延長で北陸が国内旅行の主役に。

4位はライスミルク=大豆、アーモンドに続く植物由来ミルク。5位は得するスマートウエア=疲労度がわかるメガネ、心拍を測れる服などウエアラブル商品。6位たまごっちラリー=玩具をきっかけに消費を創出。全国5万のタッチスポット。

7位は遺伝子診断サプリ=オーダーメイドで必要な栄養素を取る新習慣?。8位ともだちロボット=話せば答えるロボットが低価格化普及。9位は超体感ゲーム=ゴーグル型ディスプレイで360度の仮想空間、そして10位は、スター・ウォーズ・カウンドダウン=2015年末に新作公開予定で大プロモーションを開始。

11位以下は以下の通りで、ふるさと納税パーティ/都市型パリピフェス/コンビニ・バル/ビッグデータスポーツ観戦/燃料電池車/フローズンスモア/Siriナビ/ノンアルトクホ/ダイソン360Eye/2.5次元ファッション、だそうです。

あなたの予想は?

私はこう考えます。2014年は増税による節約がキーワードでしたが、2015年はプチ贅沢、プチ消費の動きが起こるのでは、そしてその動きを引っ張るのは流行に敏感な女子高生など若者ではないかと思っています。

ヒット番付からはちょっと外れますが、パブリック・リレーションズ(PR)の世界で重要なのが、このブログで幾度も触れていますが“潮目を読む”ことです。

どんなに優れたサービス、技術でも、ちょっと時期が早くタイミングが合わないと、まったく市場に受け入れられないことがよくあります。

「あの製品は今ヒットしている○○と同じコンセプトだったのに、ちょっとタイミングが早すぎたんだね」といった話はよく聞くことです。
市場の動きに敏感に反応、世界をあっと言わせるようなmade in Japanのヒット商品を生み出してもらいたいものです。

パブリックリ・レーションズ(PR)には、企業がIR、CSR活動、危機管理・クライシスコミュニケーションやトップのストーリーテリングを通してメッセージを伝えるコーポレートPRと商品やサービスを顧客・市場に訴求するためのマーケティング(商品)PRがありますが、これらの手法を組み合わせることでヒット商品を確実なものにすることができます。

そう言えば東宝が12年ぶりに「ゴジラ」を2016年に公開すると発表しました。2015年夏には撮影を開始するとのことで中身も検討中ということですが、国産ゴジラの大ヒット、期待したいところです。

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