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2014.08.07

2014年盛夏! 高校生が活躍するさまざまな「甲子園」〜69年前のあの夏を若い世代にどう継承するか?

皆さんこんにちは井之上 喬です。暑中お見舞い申し上げます。

8月に入って四国や九州での記録的大雨、関東を中心とする猛暑など“ニッポンの夏”をめぐるさまざまなニュースが流れていますが、本当に地球が病んでいる気がします。

夏と言えば皆さんは何を思い浮かべますか?
社員に聞いてみたところ花火、スイカ、カキ氷、お盆、そして甲子園・・・・などの答えが帰ってきました。それぞれの夏を存分にご満喫ください。

野球、俳句、映画などなどの「甲子園」

さて夏の風物詩の一つ、全国高等学校野球選手権大会は今年96回目を迎えます。高校生の熱戦の模様は毎年多くの日本人の心をとらえ、多くの感動を残してきました。

今年の大会は8月9日から23日までの15日間、阪神甲子園球場を舞台に熱戦が繰り広げられます。

日本高等学校野球連盟の調べによると、硬式野球部員数は2014年5月末現在17万312人で昭和57年以降では過去最高となっています。サッカーなどに押され気味のイメージがありますが、“野球小僧”はいまだ健在といえます。

あなたの心に残っている選手、試合がきっとあるのではないでしょうか。甲子園球場を沸かせた選手として私の脳裏に浮かぶのは王貞治(当時ピッチャー)、桑田真澄、清原和博、荒木大輔、ゴジラ松井、松坂大輔、そして最近では斎藤祐樹、田中将大、大谷翔平など多くの顔が浮かびます。時代と共に甲子園からプロ野球、そして米国大リーグへと多くの若者が飛躍しています。

甲子園と言えば野球だけではないようです。主なものをネットで拾ってみましたが、「俳句甲子園」「映画甲子園」「ファッション甲子園」「数学甲子園」「高校生ダンス甲子園」「フラガールズ甲子園」「写真甲子園」などなどユニークな甲子園で高校生たちが熱戦を繰り広げ「暑さに負けずファイト!」の精神で競う姿には勇気づけられます。

ヒロシマ・アーカイブに見る高校生の関わり

また、8月は日本人が忘れてはいけない歴史的な月でもあります。
69年前の8月、6日に広島、9日に長崎に原子爆弾が投下され多くの市民の命が犠牲になり、15日には終戦(敗戦)を迎えることになります。

8月6日の日本経済新聞社説では「核廃絶への関心高めたい」との見出しで、核廃絶への道筋がいまだ見えない中、被爆体験者の高齢化が進み被爆体験を語れる人が急速に減っている、と警鐘を鳴らしています。

被爆体験者が19万2719千人(14年3月現在)と20万人を切り、平均年齢も79.44歳と一段と高齢化したようですが、原爆体験を風化させないための取り組みが求められています。

8月5日の日本テレビNEWS ZEROでは、「ヒロシマ・アーカイブ」について触れていました。

ヒロシマ・アーカイブとは、広島平和記念資料館や広島女学院同窓会、八王子被爆者の会をはじめとする提供元から得られたすべての資料を、デジタル地球儀「Google Earth」上に重層表示した「多元的デジタル・アーカイブズ」(ヒロシマ・アーカイブのHPより)。

1945年当時の体験談、写真、地図、その他の資料を、2010年の航空写真、立体地形、そして建物モデルと重ねあわせ、時空を越えて俯瞰的に閲覧でき、被爆の実相に対する多面的・総合的な理解を得ることができます。詳しくは http://hiroshima.mapping.jp/ をご覧ください。
ZEROでは、地元の高校生が、高齢化が進む被爆体験者をインタビューしその映像を編集、webアップする一連の作業への取り組みが紹介されていました。

唯一の被爆国である日本が核の恐ろしさ、悲惨さを忘れないこと、そして被爆者の声を後世に残すためにもナガサキそしてヒロシマ・アーカイブの役割は極めて大きく、このようなプロジェクトに高校生が関わっていることの意義は大きいと思います。

パブリック・リレーションズ(PR)を通し、あの夏の悲劇を繰り返さないような取り組みや世界に向けた情報発信の支援など、機会があれば積極的に取り組みたいと強く感じました。

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