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2011.11.21

熱が何度あったら会社を休みますか? 〜ネット上に氾濫する医療・健康情報

こんにちは、井之上喬です。
先週は風邪気味で少し早めに帰宅するなど体調を気遣って過しました。今週末から海外出張の予定もあり大事をとったかいもあって大分回復してきました。皆さんも風邪には十分お気をつけください。

こうした体調のこともあって、日刊工業新聞(11/15)のいまどき職場百景アンケート「風邪引いた!熱が何度出たら会社休みますか?」というコラム欄に引かれました。

私が育った時代では無遅刻、無欠勤、そして皆勤がサラリーマンの美徳とされていました。最近の職場の様子はどうか、わが身と比べて他の人たちがどのような対応をしているのか、気になるところです。

会社を休む全体平均は38.1度

このアンケートによると「少しくらいつらくても頑張る!」という回答が多数を占め、いまでも勤勉性で知られる日本人の気質が反映されていました。
「熱が何度になったら会社を休むか」という質問に対して36.5度で会社を休むという回答が2%で続いて37度が12%、37.5度が24%、38度が29%で一番多く、38.5度が14%、39度が12%、そして何度熱が出ても休まないが7%を占めました。全体平均は38.1度でした。

年代別平均をみると、30歳代以下は37.7度で、40歳代が38.4度、50歳代が38.1度、そして60歳代が38.3度という結果になっています。
37度台の熱で会社を休むのは30歳代以下だけで、この結果を捉えて「若い人は軟弱」と見るか、ビジネス最前線で責任ある業務をこなしている40歳代は「体調が悪くても容易に休めない」という日本の労働環境を問題と見るか、皆さんはどんな感想を持ちましたでしょうか。

もちろん、平熱には個人差があります。また、インフルエンザであれば他の人にうつしたら迷惑をかけるのでとか、風邪が長引かないように早めに休んで完治させるためといった理由で会社を休むケースも多々あり、いちがいに熱の高さだけで判断すべきではありませんが、面白いデータとして読むことができました。

約9割が「喉の痛み」で風邪を自覚

続いて小林製薬による「風邪の自覚症状」に関する調査です。調査は今年8月、全国の20?50歳代の男女824人を対象に実施したものです。
この調査によると、「風邪をひいたと自覚するのはどれですか」の質問で、87.5%が「喉の痛み」と答えています。次いで「発熱」が59.6%、「せきが出る」が57.5%、「鼻水が出る」が55.8%、「寒気がする」が52.9%、「頭痛」が42.6%で「鼻がつまる」が41.7%という結果でした(複数回答)。

当然、風邪の自覚症状についても個人差がありますが、皆さんの場合はどんな症状を自覚されるのでしょうか。今回、私の風邪の自覚症状は熱も、喉の痛みもなく「寒気がする」といった状態でした。

もうひとつ、Twitterのつぶやきを利用して風邪に関するつぶやきを自動的に抽出・集計して、風邪の流行情報を提供し、注意を促す情報サイト「カゼミル+」(エスエス製薬が11月15日に開設)に興味を持ちました。

同社は「つぶやきから算出した都道府県別の今日の『カゼ話題度』や週間予報に基づき、気温や湿度の変化を考慮したこの先1週間の『カゼ話題度予測』などを見ることができます。」と紹介しています。

このように風邪を引いた際に、風邪に関するさまざまな調査データや知識にアクセスでき、特にインターネット上では、風邪にとどまらず医療や健康に関する膨大な情報が存在していることに改めて驚かされました。

しかし同時にこうしたネット上の情報から、自分の症状を的確な知識を持たずに自己診断して、症状を軽く考えたり、逆に悲観的になったり、情報の利用の仕方によっては思わぬトラブルに発展することも懸念されます。

私たちの日常生活の中で、医療や健康に関する情報をいかに共有し有効に活用していくか、この面においてもパブリック・リレーションズ(PR)の役割が求められています。

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