アカデミック活動

2014.02.28

グローバルビジネス学会、第2回全国大会を京都で開催〜統一テーマは、世界に広がる日本のおもてなし

こんにちは、井之上喬です。

私が副会長を務める学術団体グローバルビジネス学会(The Society of Global Business)は、「日本型クリエイティブサービスのグローバル化―世界に広がる日本のおもてなし」を統一テーマに3月22日と23日両日にわたって京都大学を会場に第2回「全国大会」(大会実行委員長:小林潔司京都大学大学院教授)を催します。京都大学経営管理大学院が共催します。

同学会は、グローバルビジネスに関する研究発表、知見や知識の交換、会員相互および内外の関連学会と連携強化を図ることにより、国内経済の活性化はもとより、世界経済の発展に寄与する人材育成を目的に2012年4月に設立されました。

第1回「全国大会」は「多極化におけるグローバリゼーション」を統一テーマに、昨年3月、2日間にわたって早稲田大学の井深大記念ホールを会場に開催されています。

京都ならではのプログラム

第2回「全国大会」の初日(3/22)は、京都市の「京都観光おもてなし大使」を務める妙心寺退蔵院の松山大耕副住職による基調講演。続いて統一テーマに合わせ、パネルディスカッション「関西流おもてなしとグローバル市場」では、公文教育研究会やサントリー、ユー・エス・ジェイなどからのパネリストによるディスカッションが行われます(モデレーター:前川佳一 京都大学経営管理大学院特定准教授)。

また丹羽宇一郎前伊藤忠商事会長・前中国大使やグレゴリー・クラーク多摩大学名誉学長、田中秋人 アジアフードビジネス協会理事長(前イオン専務)など各界を代表して内外で活躍する有識者の講演が行われます。

そして京都ならではのプログラムとして、坂田優子さんと舞妓の紗月さんによる「祇園のおもてなし」も組まれています。

「日本経済とTPP」

2日目は、学会員による「研究発表会・特別セッション」が行われます。まず研究発表のテーマは大きく「エネルギー問題とグローバル化」や「ものづくりのグローバル展開」、「グローバル化時代におけるエンタテイメント」、「地域・文化のグローバル化への影響」、そして「投資・社会制度とグローバル化」などに大別され、12名の発表者による発表が行われます。

学生から豊富なキャリアをもつ内外のビジネスマン、学者まで、多彩な顔ぶれによるユニークで斬新な発表が期待されます。

一方、環太平洋経済連携協定(TPP)に参加する12カ国による閣僚会議は、25日、妥結時期の目標を設定できないまま閉幕しましたが、2日目にはこうした停滞するTPP交渉や日米対立などの現実を踏まえた「特別セッション」も行われます。

このセッションは、昨年9月に当学会の常設研究会でスタートした、「国際経済連携協定研究会」(別称:TPP研究会)によるもので、テーマは「日本経済とTPP」。

研究会座長の近藤剛氏(元道路公団総裁)や副座長のローレンス・グリーンウッド氏(元APEC米国大使)、顧問の林康夫氏(元JETRO理事長)などが登壇し、活発な議論が期待されています。なおこのセッションのモデレーターは私が務めます。

 

<詳細プログラムと参加費(定員制) >
今大会の詳細プログラムと組織体制については( http://s-gb.net/nationalcon_2nd/ )、
また、参加申込みは同学会のホームページ( http://s-gb.net/form_nc_jp/ )の「申込みフォーム」をご利用ください。
《参加費》
・一般:大会参加費10,000円/懇親会5,000円
・会員:大会参加費5,000円/懇親会5,000円
・学生:大会参加費 無料/懇親会3,500円
この時期の京都は天候にもよりますが、桜が楽しめるかもしれません。皆さん、この機会に是非京都に出向かれませんか? 心よりお待ち申し上げています。

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