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2018.04.02

新年度スタート〜今年の新入社員のタイプは「パシュート型」

皆さんこんにちは、井之上喬です。

先週は沖縄の石垣島に行っていました。
本島から400km離れた八重垣諸島にあり、長い日本列島の南西端にかくも広域にまたがる限りなく常夏の島々があることに驚きを禁じ得ませんでした。いずれも初めてのことでしたが石垣島に加えて、小浜島、西表島、竹富島、由布島などを訪ねました。

折しも、天皇皇后両陛下の沖縄訪問(3月27日?29日)とも重なり沖縄の歴史をかみしめながらの旅となりました。

東京に戻ったら既に桜は満開。今年の東京(靖国神社)の桜の満開は3月24日で、気象庁が統計をとりはじめた昭和28年(1953年)以降では、平成14年(2002年)の3月21日、平成25年(2013年)の3月22日に次ぐ3番目の早さでの満開だとのことです。

桜前線「異状あり」

桜の季節が年々早まっているといわれます。今年は東京都心で平年より10日早く満開を迎え、花見ツアーに予約変更が殺到するなど関係者は対応に苦慮。開花時期はこの半世紀で5日ほど前倒しになっているようです。

気象庁のデータを分析すると、東京だけでなく開花時期は名古屋で6日、大阪で4日、福岡では7日も早まり、満開日もほぼ同様の傾向にあるようです。同庁担当者によると「全国的に10年で1日早くなっている」とのことです。

また、こんな懸念を語るのは九州大の伊藤久徳名誉教授(気象学)。「桜はつぼみが冬の低温にさらされて眠りから覚める休眠打破が引き金となり、春の気温上昇で一気に開花する。開花が早まっているのは地球温暖化が原因の一つ」と指摘。「さらに温暖化が進めば休眠打破が不十分になり、同じ樹でもダラダラと開花して一斉に咲かなくなる。満開の桜が楽しめなくなるかもしれない。」
入学や就職など、新生活や年度初めの風物詩として親しまれてきた桜ですが、その歳時記に異変が起きつつあるようです。

日本生産性本部から産労総合研究所発表へ

いよいよ新年度、希望に満ちた新入社員、新入学生の姿を街のあちこちで見られるのは嬉しいものです。私の会社(井之上パブリックリレーションズ)でも新体制でスタート。パブリック・リレーションズ(PR)理論を備えた実務家集団としてコンサルテーション志向をさらに追求して参ります。

日本生産性本部は、新入社員を対象に就労意識をテーマとする調査を2003年以降実施し、その年ごとの新入社員の特徴やデータの経年変化を毎年3月に発表してきました。この時期の恒例の楽しみのひとつで、このブログでも取り上げています。昨年の新入社員のタイプはポケモンGOが大ブームだったこともあり「キャラクター捕獲ゲーム型」でした。

平成28年度の新入社員のタイプは「ドローン型」、平成27年度は「消せるボールペン型」、平成26年度は「自動ブレーキ型」といったように、時代や世相を巧みに切り取る表現を面白く感じていました。

実は、この本生産性本部が発表する「新入社員のタイプ」は残念ながら昨年で終了してしまいました。といった事情もあり今年度は、人事労務分野の情報機関である産労総合研究所の発表を紹介させていただきます。

同研究所が3月26日に発表した今年度の新入社員のタイプは、「SNSを駆使するチームパシュートタイプ」。

オリンピックで金メダルを獲得した女子チームパシュート。3人が順序を入れ換えながらリンクを疾走する姿が皆さんの記憶にも残っていることと思います。今春の新入社員は、「少数の仲間同士でSNSを活用し、綿密な情報交換で協力関係を構築し、内定というゴールをめざした」といった共通点から選ばれたようです。

チームワークは勿論大事なことですが、新入社員の方々には社会人として幅広い人たちとの良好な関係性を構築していく、すなわちリレーションシップ・マネジメントの能力を高めていって欲しいと思います。

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