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2016.12.22
本社を移転しました〜時計台のあるビルへ15年ぶりの復帰
皆さんこんにちは、井之上 喬です。
師走もなかばを過ぎ、新年の足音も近づくこの時期に本社を移転しました。12月20日(火)より新オフィスで「気分一新」、業務を始めています。
移転先の新住所は、「東京都新宿区四谷4-28-4 YKBエンサインビル12F」。これまでのオフィス新宿御苑前アネックスから100メートルほど四谷4丁目交差点へ行ったところ。電話もFAX番号も変わりません。地下鉄丸ノ内線の新宿御苑前駅、四谷三丁目駅 からいずれも徒歩5-6分の距離です。
新たな時を刻む
石の外壁で覆われたビルの屋上には、時計台(写真)があり、四谷4丁目の交差点から見ることができますので来社いただく際の目印になります。年が明けて落ち着かれた頃に、またお近くにお越しの節は、お気軽に私たちの新しいオフィスにお立ち寄りください。
実はこのYKBエンサインビル12F、2001年6月まで本社を置いていたところでした。最上階のペントハウスで広いテラスがあり、とても気に入っていたオフィスでしたが、この物件を所有していたオーナーが倒産し公的機関に所有権が移ったことで競売物件となり、断腸の思いで移転を余儀なくされました。
こうした事情もあり、クリスマスを前に15年ぶりにYKBエンサインビルに復帰を果たせたことは、私にとって望外の喜びです。先ずは当社50周年(2020年)に向けて新たな時を刻んでいきたいと思っています。
私が大変気に入っているエントランスのデザインは(写真)、様々なステークホルダーとの関係構築を行なうパブリック・リレーシヨンズを日本の伝統的な漆喰と凹凸のあるイタリアンタイルで市松模様に仕上げ表現されています。
新オフィスの内装デザインを今回担当いただいた磯久五郎建築士(株式会社ゴーロク設計舎代表取締役)によると、「東福寺方丈庭とカジミール・マレーヴィチの『白の上の白』に造形上の着想を得て、西洋タイルと漆喰の二元対比で構成しました。つるつるピカピカしたイタリアンタイルは世界中のプロジェクトやステークホルダーを表し、それにパブリック・リレーションズの意味を込めました」とのこと。
「あなたの中の最良のものを」
今週末から3連休、クリスマスを迎えますが、この時期にはインドを拠点に世界中で助けを求める人びとに寄り添い、路傍の人の手を握り、彼らの声を聞き、語りかけるなど慈愛の活動を実践してきたカトリックの修道女マザー・テレサを思い起こします。
ノーベル平和賞の受賞(1979年)は、マザーの活動を世界中に知らせることになりました。そしてその後、世界各地で人道的支援をめざす市民による支援活動が盛んに行われるようになります。
1997年9月5日。マザーは87歳の生涯を閉じますが 彼女の死を悼む人々は、「私たちの母が亡くなった」と語りました。
私たちの母、マザー・テレサが残した多くの珠玉の言葉の中から、クリスマスを前に『本当のクリスマス』(ドン・ボスコ社 p.23-27,33)より「あなたの中の最良のものを」を紹介したいと思います。
人は不合理、非論理、利己的です
気にすることなく人を愛しなさい
あなたが善を行うと、
利己的な目的でそれをしたと言われるでしょう
気にすることなく、善を行いなさい
目的を達しようとするとき、
邪魔立てする人に出会うでしょう
気にすることなく、やり遂げなさい
善い行いをしても、
おそらく次の日には忘れられるでしょう
気にすることなく、し続けなさい
あなたの正直さと誠実さが、あなたを傷つけるでしょう
気にすることなく正直で、誠実であり続けなさい
あなたが作り上げたものが、壊されるでしょう
気にすることなく、作り続けなさい
助けた相手から、恩知らずの仕打ちを受けるでしょう
気にすることなく、助け続けなさい
あなたの中の最良のものを、世に与えなさい
けり返されるかもしれません
でも、気にすることなく、最良のものを与え続けなさい
今回のブログが今年最終号となります。この1年間、井之上ブログをご愛読いただき誠にありがとうございました(新春は1月4日発行となります)。来年も「平和で希望のある社会づくり」を目指し、さまざまな視点でパブリック・リレーションズ(PR)をとり上げ、より充実したブログにしていきたいと考えています。
どうぞよいお年をお迎えください。