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2015.09.18

シルバーウィーク国内旅行動向〜大型5連休は6年ぶり

皆さんこんにちは、井之上 喬です。

先週は、記録的な豪雨による茨城県常総市での鬼怒川の堤防決壊や東京湾を震源とするM5.2、最大震度5弱の大きな地震が発生するなど不安な事が続きましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

19日からシルバーウィーク大型5連休(9月19日-23日)がスタートします。当然、旅行客も平年に比べて多く、実際に予約状況を見ると、ルックJTBは80%増、エースJTB(首都圏発)は188%増で推移しているといいます。

(株)リクルートライフスタイルは、旅行サイト『じゃらんnet』上におけるシルバーウィーク期間(2015年9月19日-9月27日)の宿泊予約状況や国内旅行に関するアンケート結果よりシルバーウィークの国内旅行の動向についてまとめたデータを公表しています。

皆さんは、この6年ぶりに訪れたシルバーウィークをどのようにお過ごしになりますでしょうか。今回のブログではシルバーウィークの国内旅行の動向についていくつかご紹介しましょう。

旅行先第1位は今年も「北海道」

先ずは、シルバーウィーク期間の人気旅行先ランキング・トップ10です。1位「北海道」、2位「東京都」で3位は「沖縄県」と昨年の順位と変わりません。

以下4位は「大阪府」(2014年5位)、5位「千葉県」(同4位)、6位「静岡県」
(同7位)、7位「神奈川県」(同6位)、8位「長野県」(同9位)、9位「兵庫県」(同11位)、そして10位が「京都府」(同8位)という結果となっています。

シルバーウィーク期間の旅行目的についてトップは、「地元の美味しいものを食べる」(41.0%)。次いで「温泉や露天風呂を楽しむ」(35.5%)、「宿でのんびり過ごす」(27.7%)、「自然や風景を楽しむ」(27.7%)、そして「名所・旧跡の観光」といった順となったそうです。

世代別の傾向を見ると、若年層とシニア層では、大きな相違が認められます。

若年層では、「宿でのんびり過ごす」、「買い物、アウトレット」、「テーマパーク(遊園地、動物園など)」が多く、シニア層:「温泉や露天風呂を楽しむ」、「自然や風景を楽しむ」、「名所、旧跡の観光」が多かったようです。

「シルバーウィーク」の由来

「シルバーウィーク」(SW)とは秋の大型連休のことで、ゴールデンウィーク(GW)にあやかってできた造語で「秋のゴールデンウィーク」とも呼ばれるそうです。

「シルバーウィーク」の誕生については、一部の国民の祝日を月曜日に移動させ、土曜・日曜とくっつけて3連休にしようとするハッピーマンデー制度の恩恵によるようです。以前は9月15日に固定されていた「敬老の日」を第3月曜日に移動したことが引き金になっています。

そして、23日(水)が「秋分の日」に当たるため、「敬老の日」と「秋分の日」に挟まれた22日(火)も「国民の祝日」となり、5連休が生まれたということです。

というわけで、このシルバーウィークは毎年来るわけではなく、「敬老の日」と「秋分の日」のカレンダーの並び次第ということになります。この嬉しい大型シルバーウィークが次に現れるのは11年後の2026年だそうです。

「敬老の日」が含まれているから「シルバーウィーク」って呼ばれていると思っている方もいるようですが、その由来を下記します。

さて、「シルバーウィーク」の由来ですが、ハッピーマンデー制度の導入で、2009年に秋の大型連休ができるとなった際に三菱ビルテクノサービスが「連休の名前」をどうするかというアンケートを公募した結果、「シルバーウィーク」が選ばれたとのことです。

この結果、「シルバーウィーク」がテレビやインターネットで流され、旅行会社などがツアー特集でこの言葉を使い始め、人々の耳目に触れるようになったということのようです。

ちなみに、このアンケートの2位以下はオータムウィーク(2位)、プラチナウィーク(3位)、秋休み(4位)、そしてスペシャルウィーク(5位)の順だったそうです。

夏休み明けて間もなく訪れるシルバーウィーク。食欲の秋、行楽の秋とも称されるこの時期、大いにお楽しみください。

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