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2014.05.22

「5月病」〜生活環境の変化が要因

皆さんこんにちは、井之上 喬です。
ゴールデンウィークも過ぎて仕事や学校が再開したこの時期になると、「5月病」という言葉を良く耳にするようになります。

今の時期に「何もやる気にならない」、「食欲が無いし、なんだかとても疲れる」、「会社や学校に行きたくない」、「イライラ感がある」、「ふさぎこむ」といった症状を感じたら、もしかしたら5月病の症状かもしれませんね。

「5月病」は、特に新社会人や新入生など生活環境が変わった人で、新しい職場や学校に適応させようと頑張ってきた人に多く現れる症状だそうです。

また、この時期は本格的な梅雨入りを前にお天気も不安定で、こうした気候の影響もあるようです。

芭蕉的な対処法

先週の5月16日(金)は「旅の日」でした。これはかの有名な俳人・松尾芭蕉が『奥の細道』へと旅立った日に由来するそうです。
『奥の細道』は、芭蕉が約5カ月間という長旅の道中で残した俳句を集めた作品集。その道中で芭蕉は、山中温泉(石川県)や有馬温泉(兵庫県)、草津温泉(群馬県)などの温泉地に足を運んだことをつづっています。

山中温泉に立ち寄った際に芭蕉は、「山中や 菊は手折らじ 湯の匂い」と詠むなど、さまざまな温泉地に立ち寄りながら名句を残しているといわれます。

温泉は五感に刺激を与え、ストレス解消や心身疲労の回復にも効果が期待できるとされています。ひょっとして、芭蕉が温泉地で名句を残すことができたのは、温泉の効果があったのかも知れませんね。

もし5月病で悩んでいる方がいらっしゃったら、芭蕉に倣って転地効果のある温泉に浸ってみるのも一計かもしれません。

イギリスでは1月病

イギリスには、「5月病」ではなく「1月病」と呼ばれる、“January blues”( ジャニュアリー・ブルー)という現象があるようです。

これは、クリスマスパーティやニューイヤーなど楽しい気持ちで過ごしていた休暇が終わり、仕事や学校に復帰した後に憂鬱な気分になることだそうです。

日本の5月病は新入生や新入社員特有のものですが、この“January blues”は誰にでも起こりうるようです。5月病よりもたちが悪そうですね。

5月病、1月病のいずれにしても環境の変化に伴う心身の負担、ストレスが主な原因のようです。したがって5月病は、適切な知識と対策で乗り切ることが出来るといわれています。一般的に5月病の改善に効果がある対策について下記のことが紹介されています。

まずは、しっかりと体を休めること。そのためには睡眠と栄養バランスの執れた食事が大切となります。不規則な食生活、偏った食事内容は脳内の栄養不足を招き、とりわけ感情をコントロールする神経伝達物質「セロトニン」が不足しがちになるといいます。

悩み事や心配事がある場合は一人で抱え込まず職場や学校の同僚、同期、そして家族や友人などと積極的なコミュニケーションの機会をつくることも大切です。悩みを話すことでストレス解消になります。

気分をリフレッシュさせるために、例えば見たい映画を観賞する、好きな音楽を聴く、大好きなお酒を飲みに行くなどして気分転換することも効果的だとのこと。

オフの日は自分の好きなことに時間を費やし、仕事のことは忘れましょう。体を動かすこともストレス解消法の1つ。ウォーキングやサイクリングなどの有酸素運動も感情をコントロールする神経伝達物質「セロトニン」の分泌が促されるようです。

こうした対策をとっても症状が改善されない場合は、躊躇なく専門の医師(心療内科や神経内科)に診てもらうことが勧められています。症状が長引けば長引くほど、治療が難しくなるとのこと。

元来5月病のもつ意味合いにはネガティブ性が強いですが、反面日本の5月は、自分を見つめなおすのにはいい月なのかもしれません。

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