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2013.08.22

あなたは「ゆるキャラ」いくつご存知ですか?〜地域のスターが全国区の人気者に

皆さんこんにちは井之上 喬です。

これまでに経験したことのないような厳しい残暑が続いていますが皆さん体調管理は万全ですか?
私も短い夏休みを終え、秋の収穫期に向けさまざまな夏場の種まきに精を出しています。

先日、出張で長野に伺いました。短い滞在でしたが帰りの電車に乗り込む前に土産物店をのぞいてみるといま流行の「ゆるキャラ」長野県観光PRキャラクター「アルクマ」君商品を目にしました。日本アルプスを歩くクマのキャラクターが、防寒のためか赤いリンゴの帽子とリュックを背負っている緑の愛らしいクマちゃんでした。

そう言えば全国、どこに旅行をしてもご当地キャラクターにお目にかかりますね。大げさに言うと日本の新しい文化なのかもしれません。

ゆるキャラ三条件とは

Wikipediaによると、ゆるキャラとは「ゆるいマスコットキャラクター」の略で、イベント、各種キャンペーン、地域おこし、名産品の紹介のような地域全般の情報PR、企業・団体のコーポレート・アイデンティティなどに使用するマスコットキャラクターのことだそうです。

もともとは漫画家・エッセイストのみうらじゅん氏が考案したとされ、みうらじゅん氏の著作物であるとともに扶桑社とみうらじゅん氏が所有する商標でもあります。

皆さんは、ゆるキャラというとどのキャラクターを連想しますか?くまモン、ひこにゃん、バリィさん、それとも今人気急上昇中のふなっしー・・・・・・

みうらじゅん氏は、あるキャラクターがゆるキャラとして認められるための条件として次の三つの条件を挙げています。

1.郷土愛に満ち溢れた強いメッセージ性があること。
2.立ち居振る舞いが不安定かつユニークであること。
3.愛すべき、ゆるさ、を持ち合わせていること。

このゆるキャラ三条件に加え「原則として着ぐるみ化されていること」も条件に挙げています。

盛り上がりを見せているゆるキャラを競うイベントも開催されており、今週8月19日(月)からは第4回目となる「ゆるキャラグランプリ2013」(主催:ゆるキャラグランプリ実行委員会)のエントリーが開始されました。

参加資格は、「まちおこしの為に頑張っているキャラクター」で特定の地域のみに所属しているキャラクター、着ぐるみを持っているキャラクターに加え今年は企業枠も設けているようです。

今後の予定を見てみますと9月17日に投票開始、9月30日にエントリー終了、11月8日に投票終了、11月24日(日)に表彰セレモニーがゆるキャラさみっとin羽生で行われるとのことで、3カ月にわたる長丁場のイベント。

ゆるキャラが地域、企業そして日本を元気にする!

今年のテーマは1)「ゆるキャラで地域を元気に!」 2)「ゆるキャラで会社を元気に!」3)「ゆるキャラで日本を元気に!」だそうです。

2011年のくまモン(熊本県)、2012年のバリィさん(愛媛県)に続き2013年のグランプリがどのゆるキャラの頭上に輝くのか大いに注目されるところです。

しかし、これほどご当地キャラクターが登場する国は世界にあるのでしょうか。ゆるキャラグランプリ2013のホームページには「日本には昔から八百万(やおよろず)の神がいると言われています。

山には山の、海には海の、川には川の、森には森の、木には木の、花には花の、それぞれ神様が宿っていると」ゆるキャラさんも日本中にいて地域に根ざした活動をしている、それぞれの地域のスターとして頑張っているゆるキャラの1年に1度のお祭りです、とあります。

なるほど上手い盛り上げ方ですね。特定の地域のゆるキャラを全国区の人気キャラクターに育てる。
そういえば一昔前のスター発掘番組も同じような手法で大いに盛り上がっていたような気がします。時代は違いますが何か共通点があるのかもしれません。

全国的に広がるゆるキャラブーム。地方はゆるキャラをPR素材としてさまざまなキャンペーンに活用しているようですが、その出現の背景には、厳しい管理社会のなかで人々が心の癒しを求めているのかもしれません。

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