パブリック・リレーションズ

2007.05.11

五月病を軽やかに乗り越えて

こんにちは、井之上喬です。
夏のようなお天気が続いていますが、皆さん、いかがお過ごしですか。

4月から入学や入社、新しい配属先など、新しい環境で勉学や仕事を始めた方も多いと思います。それから1ヶ月。5月は新しい生活に抱いていた大きな夢と期待と現実との乖離に戸惑いを感じたり、毎日の生活に追われ自分を見失いがちになる時期かもしれません。そこで今回は五月病の克服法についてお話します。

五月病(ごがつびょう)とは、新人社員や大学の新入生などに特に見られ、新しい環境への期待とその環境に適応出来ないジレンマからくるストレスによる症状であるといわれています。5月の連休明けに起こる事が多いことで命名された五月病の特徴的な症状は、無気力、不安感、焦りなどです。

自分を内観する

人間とは本来、輝く存在です。落ち込んでいたり、ネガティブな思いが頭の中を駆け巡るそんな時は、自分の状態を非常事態と捉えて、本来の自分つまり自分の心の状態を平常心に戻す努力をすることが必要です。

一人になって自分を内観する時間を持つこと。仕事が忙しくても、早く切り上げて帰宅するのもいいでしょう。ひとりになれる時間と空間を作り、静かに自分に問いかけます。そして抱えている問題を全て洗い出し、自分が落ち込んでしまった原因を探ります。

客観的に、今どのような状態に置かれているのか、自分の中の問題は何なのか。いつごろから、どんなことが原因で落ち込んでしまったのかなどを思い出してみるのです。このとき、すべてのプロセスをノートに書いてみると、混沌とした自分の考えや気持ちがクリアになります。そして、これまで自分の心や頭の中に充満していた不安や焦りが不思議に洗い流されていくはずです。

逆境を乗り越える強い個

全てを書き出したら、その情報を元に、本当は何を望んでいたのか、何を目標としていたのかをクリアにしていきます。そして明確なゴールを新たに掲げるのです。そこで重要となるのは、その目標をなぜ達成したいのか、目標の裏にある自分の本心を明らかにすることです。

例えば、「パブリック・リレーションズのプロフェッショナルになりたい」という目標を掲げた理由として「よりより社会づくりに貢献したいから」「国際舞台で活躍したいから」「社会を変革する担い手になりたいから」などが考えられます。

掲げた目標を裏付ける理由や動機づけは、自分自身の本質や人生の指針と合致しているので、この部分を明確にすると、目標達成に対する自己の信念が強まります。そして逆境に遭遇したとき強い心の支えとなってくれます。

また目標に到達する上で大切なのは、集中と弛緩のメリハリと、ポジティブな思考、そして自分に対する信頼です。

自分の能力を十分に発揮している人は、高い集中力でスピーディに仕事をする一方、自分を解放する時間を上手にとっているものです。そして、困難な事態が発生しても落ち込まず、必要とあらば自らを速やかに修正し、ミスを成果でカバーするポジティブな思考と取り組み態度で難局を乗り切っていくように心がけるのです。何事も経験です。これらの経験はあとで自分の肥やしになります。物事を悲観的に考えることはありません。

このような明るくメリハリのある環境に身を置くと、人や情報も自然に集まってきます。結果として目標達成が容易になります。そして目標を達成していく中で、自分への信頼感が高まっていき、逆境を乗り越える強い個が構築されていくのです。

人生は山あり谷あり。谷に陥った時に自分がどうのように動いたかで、その後に到達する山の大きさや高さも決まるように思います。自分を見失うことは決して悪いことではありません。自分を見失ったことから目を背けようとすることが問題なのです。

是非、自らの問題を直視して、その問題解決に向けて何か行動を起こしてみてください。今までとは違った新しい世界が拓けてくることでしょう。

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