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2013.06.20

日本に強く求められる女性パワー!〜世界規模で大和撫子が活躍できる基盤作りを早急に

皆さんこんにちは、井之上 喬です。
梅雨らしいと言えばそれまでですが、とても蒸し暑い天候が続いています。

これまではクールビズと言ってもノーネクタイでビジネス現場に向かう習慣はあまりありませんでしたが、さすがのこの蒸し暑さ。

このところノーネクタイで失礼することが多くなりました。今年から思い切ってクールビズを取り入れようと思います。

新たな成長戦略に女性の力が不可欠

6月14日に安倍総理大臣は新たな成長戦略である「日本再興戦略-JAPAN is BACK-」を策定。

日本経済の再生に向け、1)大胆な金融政策、2)機動的な財政政策、3)民間投資を喚起する成長戦略という3つの政策を、「3本の矢」として同時展開していくことを発表しました。

3本の矢の実施を通じ、今後10年間の平均で名目国内総生産(GDP)成長率3%程度、実質GDP成長率2%程度の成長の実現を目指し、1人あたり名目国民総所得(GNI)は10年後には150万円以上増加することが期待されるとしています。

そのための成長への道筋の中に、これまでこのブログで何回も触れてきた女性の力の重要性を謳っています。

人材こそが日本が世界に誇る最大の資源であると位置づけ、その中で女性の力は日本の最大の潜在力であってこれを最大限発揮できるようにすることは、少子高齢化で労働力人口の減少が懸念される中、新たな成長分野を支えていく人材を確保していくためにも不可欠、としています。

まさにそのとおりであると思いますし、一刻も早く女性が活躍できる社会基盤の整備に取り組んでもらいたいものです。

Forbesの「世界で最も影響力のある女性 2013」に日本人はゼロ

女性の力と言えばフォーブス(Forbes)が「世界で最も影響力のある女性 2013」(The World’s Most Powerful Women 2013:5/22Forbes.com)を発表しています。

資産額やメディア露出度、影響力をもとにランク付けしたとのことですが、トップ100人には著名な政治家や企業経営者、富裕な活動家、セレブたちに加え、次世代の起業家やメディア専門家、技術者、慈善活動のリーダーなども肩を並べています。

5月30日の日本経済新聞デジタル版のサマリー記事からいくつか特徴を紹介しますと、フォーブスが選んだのは、政界・経済界の実力者といった従来の分類の枠を超えた女性たち。

権威や権力といった我々の持つ概念自体、こうした変革を進める人物たちの活躍によって変わってきており、その過程で、世界はより生き生きと活気に満ちた方向に変容している、と女性の力の影響力の大きさついてコメントしています。

2013年の100人には、1位に選ばれたドイツのアンゲラ・メルケル独首相など9つの国のリーダーがおり、該当する国の国内総生産(GDP)を合計すると11兆8000億米ドルに上るそうです。

また選ばれた24人の最高経営責任者(CEO)が経営する企業の年間売上高は合わせて8930億ドル、そのうち16人は自分の企業を立ち上げています。

ちなみに上位の10人と言えば前述のアンゲラ・メルケルの1位に続いて、2位がジルマ・ルセフ(ブラジル大統領)、3位がメリンダ・ゲイツ(ビル&メリンダ・ゲイツ財団共同会長)、4位がミッシェル・オバマ(米大統領夫人)、5位がヒラリー・クリントン(前・米国務長官)で以下、シェリル・サンドバーグ(米フェイスブック最高執行責任者)、クリスティーヌ・ラガルド(IMF専務理事)、ジャネット・ナポリターノ(米国土安全保障省長官)、ソニア・ガンジー(インド国民会議派総裁)、インドラ・ヌーイー(米ペプシコCEO)と続いています。

アジアでは政治でトップに就く女性が多く、新顔では朴槿惠韓国大統領が11位にランクされたほか、ミャンマーの反体制活動家で国会議員のアウン・サン・スー・チーさん(29位)、ジュリア・ギラード豪首相(28位)、インラック・チナワットタイ首相(31位)がランクインしています。

ほかにも技術畑リーダーや女性起業家の台頭、セレブ達の新たな役割などを分析しています。
詳細についてはForbesなどの関連サイトを参照してみてください。残念ながらトップ100に日本人はランクインしていませんでした。

このようなランキングにランクインすれば良いというものではありませんが、ランクインに値する大和撫子もたくさんいると思いますが、発信力つまりストーリー・テリング力、パブリック・リレーションズ(PR)力の問題も多分にあるのではないかと考えています。

梅雨のさなか首都東京では6月23日の投開票で都議会議員選挙が真っ盛りです。7月の参議院選挙への影響も多いと言われる都議会議員選挙ですが立候補者253人のうち女性は現職22人を含め53人。
「女性の立候補者数は過去最高」(東京都選挙管理委員会)のようですが、政治の世界でも女性の活躍は不可欠。あなたはどう思われますか?

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